第二回目はパターナリズムについてつぶやこうと思います。

パターナリズムとは家父長主義や父権主義等と訳され、父親が子どもに対して保護的な干渉などを行う過程で築かれる支配的な関わりを指します。我々福祉従事者は、差別、貧困、抑圧、排除、暴力、など「生きにくさ」を抱えて生活している方々を支援することを生業としています。このような状況に置かれている方々はパワーレス状態で、助けを求めることすらできない状態にある方が多い。やっとの思いで支援につながった先でも「支援してあげている」「仕方ないから…」等という思いで支援されている方がいるのも現実にあります。パワーレス状態で意見を言える力はほとんどない。ましてや「肝」を握られてしまっては従うしかない。この考え方は危険でパターナルな関わり方になり兼ねません。パターナルな支援は恐怖で抑圧し、可能性を奪う権利侵害です。もちろん意識的にパターナルな支援をしている人はいないと思いますが、無意識に行ってしまうことはあり得ることで、無意識だからと言って許されることではありません。

社会福祉士には倫理綱領というものがあり、その中にも「社会福祉士は、常に自らの業務がパターナリズムに陥らないように、自己の点検に務めなければならない。」と記してあります。社会福祉士の端くれである私も常にパターナリズムになっていないか振り返り、また、客観的に意見をもらう為、ピアスーパービジョン(同業種が集まり振り返る)を行っています。無意識なパターナリズムに陥らないよう、支援の振り返りや客観的なスーパーバイズは必須であると思っています。今回の自戒の念を込めて書かせて頂きました。